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現場パトロール~テールアルメとは~

本日は、名古屋市発注の水分橋改築工事を総合パトロールしました。

庄内川左岸側の東西を結ぶアンダーパスのボックスカルバートはすでにコンクリートを打ち終え、内空の型枠支保工は規定のコンクリート強度が出るまで、養生のため残されています。

作業はそのボックスカルバート頂部に道路を取り付けるため、高さを嵩上げする“テールアルメ工法”による作業を行っていました。

テールアルメ(Terre Armee)はフランス語で、テール(Terre)は「土」、アルメ(Armee)は「補強」のことで「補強土」と訳されています。

テールアルメ工法はフランスで1963年に開発された、鋼材(ストリップと呼ばれる帯鋼)を使用して土を補強し、高い垂直盛土を可能とする工法です。

垂直盛土を構築する為、土地の有効利用が実現できる工法として、数多く採用されています。
 

この現場では、他にも地盤改良の“パワーブレンダー工法”、既設道路壁面を保持する“KSJ除去アンカー工法”など、特殊な工法が採用されています。

土木技術的には大変面白い現場といえます。