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現場パトロール~共同溝の開口部を閉塞する作業~

本日は、国土交通省発注の建設工事の現場を総合パトロールしました。
現場は国道302号上の共同溝の開口部を閉塞する工事です。

共同溝は地下(土被り)30mにあり、電気・水道・NTTなどのライフラインが収納されます。
ライフラインを形作るケーブルや管を共同溝に引き入れるための巨大な地下空間の立坑が一定の距離ごとに設置されています。

現場パトロール~共同溝の開口部を閉塞する作業~
今回の閉塞する開口部は共同溝建設中に材料の出し入れに使用していました。
すべての役目を終え、幅2.5m×長さ7m×厚さ1mのコンクリートを打設して、開口部を閉塞します。
30mの深さの立坑はグレーチング製のステージがいくつかあり、昇降のための階段が設けられています。
打設するコンクリートの総重量約40t+打設時の衝撃荷重約2t+型枠など仮設材総重量約2t+施工時の諸荷重約1t=総荷重約45tを30m下から型枠支保工を組み上げるのはコスト・安全・品質のいずれからも疑問符が付きます。

現場パトロール~共同溝の開口部を閉塞する作業~
現場ではPC鋼棒活用による吊り型枠(支保工併用)とし、コンクリートが硬化して構造物となるまでの総荷重を受けることで問題を解決しました。
写真は構築前の断面ですが、上に2段、下に1段ある穴は鉄筋をつなぎこむためのもので、既設構造物との一体化を図ります。

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名古屋に本社をおく土木会社(インフラ・維持補修)

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